引き算のやり方について説明します。今回はセルに入力されている数字の引き算をする方法について説明します。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
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Cells(行,列)= Cells(行,列)- Cells(行,列)
Range("列行")= Range("列行")- Range("列行")
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[説明]:
セルに入力されている数値の引き算を行う場合、引き算を行うセルを「-」で繋ぎます。また、計算結果を「=」の左側にあるセルにセットします。上記の構文では、Cells/Rangeどちらの指定でも結果は同じになります。参考までにセルの指定方法をリンクしておきます。内容を纏めると、「=の右側で指定したセルに入力されている値同士を引き算し、=の左側で指定したセルにセットして下さい。」との意味になります。
[記述例]:
Cells(1, "C") = Cells(1, "A") - Cells(1, "B")
Range("C1") = Range("A1") - Range("B1")
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
Cellsによる引き算の指定方法
Cellsによる引き算の指定方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
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Sub サンプル()
Cells(1, "C") = Cells(1, "A") - Cells(1, "B")
End Sub
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内容は、「A1セルとB1セルに入力されている値を引き算し、C1セルにセットして下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※A1セルに数値の2、B1セルに数値の1が入力されています。
(実行後)
※C1セルに引き算結果の1が入力されます。
Cellsによる引き算方法についての説明は以上です。
Rangeによる引き算の指定方法
Rangeによる引き算の指定方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
Range("C1") = Range("A1") - Range("B1")
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「A1セルとB1セルに入力されている値を引き算し、C1セルにセットして下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※A1セルに数値の2、B1セルに数値の1が入力されています。
(実行後)
※C1セルに引き算結果の1が入力されます。
Rangeによる引き算方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はセルに入力されている値の引き算について説明しました。類似する演算子として足し算・掛け算・割り算があります。是非一緒に覚えておいて下さい。