構文
記述方法は以下の通りとなります。
IsNumeric([変数])
[説明]:
指定した変数が数値として認識できるか否かを判定します。数値として扱える場合には「True」を、扱えない場合には「False」を戻り値として返します。
[変数] | 任意の変数を記述します。 |
[記述例]:
Sub サンプル()
Dim 値 As Variant
値 = 123
MsgBox IsNumeric(値)
End Sub
使い方
使い方について具体的に説明します。
値が数値として認識できる場合
値が数値として認識できる場合について説明します。
[プログラミング例①]:
Sub サンプル()
Dim 値 As Variant
値 = 123
MsgBox IsNumeric(値)
End Sub
「変数:値に123をセットします。その値が数値として認識できるのか?できないのか?を判断し、数値として認識できる場合は「True」を、認識できない場合は「False」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。変数:値は数値として認識できるため、MsgBoxで「True」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Sub サンプル()
Dim 値 As Variant
値 = 123
If (IsNumeric(値) = True) Then
MsgBox "数値です。"
Else
MsgBox "数値ではありません。"
End If
End Sub
「変数:値に123をセットします。その値が数値として扱えるか否かを判断し、扱える場合には”数値です。”をMsgBoxで表示し、扱えない場合には”数値ではありません。”を表示て下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。変数:値は数値として認識できるため、MsgBoxで「数値です。」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
値が数値として認識できる場合についての説明は以上です。
値が数値として認識できない場合
値が数値として認識できない場合について説明します。
[プログラミング例①]:
Sub サンプル()
Dim 値 As Variant
値 = "テスト"
MsgBox IsNumeric(値)
End Sub
「変数:値に”テスト”をセットします。その値が数値として認識できるのか?できないのか?を判断し、数値として認識できる場合は「True」を、認識できない場合は「False」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。変数:値は文字列であり数値として認識できないため、MsgBoxで「False」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Sub サンプル()
Dim 値 As Variant
値 = "テスト"
If (IsNumeric(値) = True) Then
MsgBox "数値です。"
Else
MsgBox "数値ではありません。"
End If
End Sub
「変数:値に”テスト”をセットします。その値が数値として扱えるか否かを判断し、扱える場合には”数値です。”をMsgBoxで表示し、扱えない場合には”数値ではありません。”を表示て下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。変数:値は文字列で数値として認識できないため、MsgBoxで「数値ではありません。」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
値が数値として認識できない場合についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はIsNumeric関数の使い方について説明しました。類似の内容としてIsDate関数を使用した日付や時刻として扱えるかどうかを調べる方法やIsArray関数を使用した配列かどうかを調べる方法があります。こちらも参考にして下さい。