Trim関係の関数にはTrim関数・LTrim関数・RTrim関数の3種類があります。このTrim関数の使い方について紹介します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
(1)Trim関数の記述方法
Trim(”[文字列]”)
[説明]:
文字列の前後に付いている空白を削除します。
[文字列] | 任意の文字列を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Trim("△ABCD△")
(2)LTrim関数の記述方法
LTrim(”[文字列]”)
[説明]:
文字列の先頭に付いている空白を削除します。
[文字列] | 任意の文字列を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Trim("△ABCD")
(3)RTrim関数の記述方法
RTrim(”[文字列]”)
[説明]:
文字列の末尾に付いている空白を削除します。
[文字列] | 任意の文字列を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
RTrim("ABCD△")
使い方
使い方について具体的に説明します。
Trim関数の使い方
Trim関数の使い方について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox " ABCD " & Chr(13) & Trim(" ABCD ")
End Sub
内容は、「1つ目の文字例は前後に空白付(”△ABCD△”)のまま、2つ目の文字列はTrim関数を使用して前後の空白を削除(”ABCD”)した結果をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Chr(13)は「改行する」との意味です。)
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。1行目の表示は「△ABCD△」(<△は空白)がそのまま、2行目の表示は前後の空白が削除された「ABCD」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
Trim関数の使い方についての説明は以上です。
LTrim関数の使い方
LTrim関数の使い方について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox " ABCD " & Chr(13) & LTrim(" ABCD ")
End Sub
内容は、「1つ目の文字例は前後に空白付(”△ABCD△”)のまま、2つ目の文字列はLTrim関数を使用して先頭の空白を削除(”ABCD△”)した結果をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Chr(13)は「改行する」との意味です。)
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。1行目の表示は「△ABCD△」(△は空白)がそのまま、2行目の表示は先頭の空白が削除された「ABCD△」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
LTrim関数の使い方についての説明は以上です。
RTrim関数の使い方
RTrim関数の使い方について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox " ABCD " & Chr(13) & RTrim(" ABCD ")
End Sub
内容は、「1つ目の文字例は前後に空白付(”△ABCD△”)のまま、2つ目の文字列はRTrim関数を使用して末尾の空白を削除(”△ABCD”)した結果をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Chr(13)は「改行する」との意味です。)
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。1行目の表示は「△ABCD△」(△は空白)がそのまま、2行目の表示は末尾の空白が削除された「△ABCD」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
RTrim関数の使い方についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
Trim関数は文字列前後の空白を削除する関数となります。よって、文字列内に含まれる空白や改行は削除されませんので、予め理解しておいて下さい。