教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA セル操作】入力されているデータをセル幅に合わせて折り返す方法(WrapText)を教えて!

構文

構文は以下の通りです。

Worksheets("シート名").Range("セル範囲").WrapText = True / False

解説

WrapTextプロパティは、セルに表示されるテキストを自動的に改行するかどうかを設定します。Worksheetsのシート名には、対象のセルにWrapTextプロパティを適用したいシートの名前を指定します。Rangeのセル範囲には、改行を適用したいセルの範囲を指定します。例えば、A1セルからB5セルまでを対象とする場合は、「A1:B5」と指定します。Trueを指定すると自動的に改行され、Falseを指定すると改行されません。

使い方

具体的な使い方を以下に紹介します。

Sub ApplyWrapText()
    Worksheets("Sheet1").Range("A1").WrapText = True
End Sub

上記はでA1セルのテキストを改行して表示します。

プログラミング例

以下に、プログラミング例を紹介します。

Sub ExampleWrapText()
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
    ' セルに長い文章を入力
    ws.Range("A1") = "これはとても長い文章です。WrapTextを使って改行します。Excel VBAを学ぶのは楽しいです。"
    ' A1セルにWrapTextを適用
    ws.Range("A1").WrapText = True
End Sub

このコードを実行すると、A1セルに入力した長い文章が自動的に改行されて表示されます。

まとめ

WrapTextプロパティを使うことで、セル内に表示されるテキストを自動的に改行できます。長い文章や改行が必要なテキストが見やすく表示されるので、データの整理やレポート作成に役立ててください。