構文
構文は以下の通りです。
Worksheets("シート名").Range("セル範囲").WrapText = True / False
解説
WrapTextプロパティは、セルに表示されるテキストを自動的に改行するかどうかを設定します。
●Worksheets: シート名は、対象のセルにWrapTextプロパティを適用したいシートの名前を指定します。
●Range: セル範囲は、改行を適用したいセルの範囲を指定します。例えば、A1セルからB5セルまでを対象とする場合は、「A1:B5」と指定します。
使い方
具体的な使い方を以下に紹介します。
Sub ApplyWrapText()
Worksheets("Sheet1").Range("A1").WrapText = True
End Sub
Worksheets("Sheet1").Range("A1").WrapText = True
End Sub
上記はでA1セルのテキストを改行して表示します。
プログラミング例
以下に、プログラミング例を紹介します。
Sub ExampleWrapText()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
' セルに長い文章を入力
ws.Range("A1") = "これはとても長い文章です。WrapTextを使って改行します。Excel VBAを学ぶのは楽しいです。"
' A1セルにWrapTextを適用
ws.Range("A1").WrapText = True
End Sub
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
' セルに長い文章を入力
ws.Range("A1") = "これはとても長い文章です。WrapTextを使って改行します。Excel VBAを学ぶのは楽しいです。"
' A1セルにWrapTextを適用
ws.Range("A1").WrapText = True
End Sub
このコードを実行すると、A1セルに入力した長い文章が自動的に改行されて表示されます。
まとめ
WrapTextプロパティを使うことで、セル内に表示されるテキストを自動的に改行できます。長い文章や改行が必要なテキストが見やすく表示されるので、データの整理やレポート作成に役立ててください。