選択したセル範囲のデータをクリアする方法について説明します。以下で説明するクリア方法では、データの形式に依存せず全てのデータ型をクリアする事ができます。
【目次】
構文
記述方法は以下の通りとなります。
=======================================================
Range(”[セル範囲]”).ClearContents
=======================================================
[説明]:
選択したセル範囲のデータをクリアするには「Range(”[セル範囲]”).ClearContents」と記述します。[セル範囲]には、データをクリアするセル範囲を記述します。[セル範囲]は「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。内容を纏めると、「[セル範囲]で指定したセル範囲内のデータをクリアして下さい。」との意味になります。
[記述例]:
Range("A1:C3").ClearContents
使い方
使い方について具体的に説明していきます。
[プログラミング例]:
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
Range("A1:C3").ClearContents
MsgBox "選択範囲をクリアしました。"
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「A1セル~C3セルの範囲をクリアし、最後にMsgBoxで”選択範囲をクリアしました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
(実行前)
A1セル~C3セルの範囲にデータが入力されています。
(実行後)
A1セル~C3セルの範囲がクリアされ、”選択範囲をクリアしました。”のメッセージが表示されました。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
選択したセル範囲のデータをクリアする方法についての説明は以上です。
おわりに
今回は選択したセル範囲のデータをクリアする方法について説明しました。プログラミンをする上でクリア処理は頻繁に使う処理となります。是非覚えておいて下さい。