アクティブブックの名前を取得するにはNameプロパティを使用します。複数のブックを開いている時にアクティブなブックの名前を知りたい場合などで使用してみて下さい。このNameプロパティの使い方について紹介します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
ActiveWorkbook.Name
[説明]:
アクティブなブックの名前を取得するには
「ActiveWorkbook.Name」
と記述します。
使い方
使い方について具体的に説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox ActiveWorkbook.Name
End Sub
内容は、「現在アクティブになっているブック名をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①今回は例として演習.xlsmファイルを作成し、以下の様に<実行>ボタンを設置します。<実行>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果として「演習.xlsm」がMsgBoxで表示されました。(※現在アクティブになっているファイル:演習.xlsmのブック名が表示されました。)
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
アクティブなブックの名前を取得する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はアクティブなブックの名前を取得する方法について説明しました。類似した内容にアクティブブックのパスを取得するもあります。一緒に覚えておくとプログラミングの幅が広がります。