Excelブックはサイズを指定して表示する事ができます。その方法について説明します。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
=======================================================================
Windows(”[ブック名]”).Height =[サイズ]
Windows(”[ブック名]”).Width =[サイズ]
=======================================================================
[説明]:
ブックの高さを指定したい場合は「Windows(”[ブック名]”).Height =[サイズ]」と記述します。また、ブックの幅を指定したい場合は「Windows(”[ブック名]”).Width =[サイズ]」と記述します。[ブック名]には、表示サイズを指定するブック名を記述します。ブック名は「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。[サイズ]には表示したいブックの高さ及び幅を数値で指定します。内容を纏めると、「このブックの高さ及び幅を[サイズ]で指定した大きさで表示して下さい。」との意味になります。※ブックが最大表示もしくは最小表示されいている場合には、エラーが発生しますので注意して下さい。
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
指定したブックの表示サイズ指定
指定したブックの表示サイズを指定する方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
Windows("テスト.xlsm").Height = 500
Windows("テスト.xlsm").Width = 200
MsgBox "縦を500ポイント、横を200ポイントの大きさに設定しました。"
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「テスト.xlsmブックのサイズを縦500×横200の大きさに変更し、最後にMsgBoxで”縦を500ポイント、横を200ポイントの大きさに設定しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※通常サイズで表示します。
(実行後)
※縦500×横200のサイズで表示されました。
指定したブックの表示サイズを指定する方法についての説明は以上です。
現在アクティブになっているブックの表示サイズ指定
アクティブになっているブックの表示サイズを指定する方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
ActiveWindow.Height = 300
ActiveWindow.Width = 800
MsgBox "縦を300ポイント、横を800ポイントの大きさに設定しました。"
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「このブックのサイズを縦300×横800の大きさに変更し、最後にMsgBoxで”縦を300ポイント、横を800ポイントの大きさに設定しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※通常サイズで表示します。
(実行後)
※縦300×横800のサイズで表示されました。
アクティブブックの表示サイズを指定する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はExcelブックの表示サイズを指定する方法について説明しました。類似の指定方法にExcelウィンドウサイズの設定やExcelウィンドウの全画面表示方法があります。こちらとの違いも理解してもらい、状況により有効に使い分けて下さい。